子供にあとを継がせない!

日吉大社の紅葉

多くの人に尊敬され慕われている医院を一代で築いたある医師が、「自分の子供には跡を継がそうなどと考えたことがない」、との話を直接聞いたと知人が話してくれた・・・

 

では多くの人が詰めかける医院を先生は跡をどうするのか?聞けば、「私の考えと方針を貫いてくれる人を探す」と答えられたそうである。

 

自分の暖簾を身内、子供に残すことより、信頼を寄せる人たちの事を第一に考えて、医院の在り方(事業の在り方)を優先するこの医師、医院に多くの人が集まっているという。

 

勿論、医者としての腕(技術)も評判で、その分野で第一人者であるとのことである。第一級の人間は技術と思想を兼ね備えているということなのだろうか。

 

これは仕事とは、全て自己責任による私的なものである、と同時に公的なものである、ことの現れである。これに比べ今の世間の、政治家の二世議員やどこかの国のトップの世襲などは、見るに堪えない姿であると言わざるを得ない。

 

民間の事業所にあっても、当然の事として何の躊躇もなく子供に跡を継がせるのではなく、理念を大切にし、あるべき姿を常に考える姿勢は大切なことである。