本屋と居酒屋の厳しい現実が!

よく利用していた本屋と居酒屋、長年続けてきた二人の事業者が、最近店を閉めた。寂しい限りである。

 

学生時代から本が好きで本屋でアルバイトを始め、ずっとその道でやってきた、やっと店主になって、還暦を迎える歳になったと思ったら、店を閉めなければならない・・・後はどこかで働かなければならない。子供も成長して、好きな仕事で残りの人生を送りたかった筈である。

 

又、客の好みや性格も掴み、いつも気を遣い、客をもてなす。良心的な価格と家族的雰囲気を維持するためか、昼間はアルバイトをしながら、夜、マスターとして店の切り盛りしてきた。ここでやめたくはなかった筈である。

 

好きな事、好きな仕事が続けられたり、全うできることは人生最高の幸せである。仕事人生のゴール間近になって完走を断念しなければならない人がいる。現実は厳しい。

 

今の時代は若者の多くが、仕事人生のその幸せの入り口にも立てない、幸いにも立てたとしても長くは続けられない状況が続いている。

 

かつて、事業に行き詰るのは経営者や経営に問題や原因があったが、今はまじめに良心的に一生懸命やっても報われない社会、時代になってしまったようである。

 

ここしばらくは、客が来なくても、売れなくても、仕事が入らなくても、事業を一日でも長く続けられる形を作ること、そして生き延びることが大切なのではないだろうか。

 

本屋と居酒屋の二の舞を防ぐには、今何とかなっている時点が大切で、持続への手を打つことが必要なのであろう。

 

誰もが仕事に仕事に就け、遣り甲斐を持ち、普通に暮らしていける時代や社会を望むことは贅沢なことなのだろうか。