組織前提の発想では・・・

歴史的円高が進み企業が海外へシフトしていき雇用が激減する中、我国は今、国としての在り方や方向性を見失い漂流しているかの状況にある。

 

企業は今までのように個人を守ってくれる組織ではなくなり、自らの存続に全エネルギーを費やしなければならない時代に入ったようで大企業から中小企業までもが、もがき苦しんでいる。

 

一方個人は好むと好まざるとにかかわらず組織の一員としての発想を脱して、一個人として、人間としての発想で物事を考え、行動していくことが求められる時代に入っていくのであろう。

 

事業者は元来、基本的に国や行政の手が届きにくい位置に置かれ、社会に頼れない、頼らない生き方をしてきているところがある。そこで培った事業者感覚というものが、事業者以外の多くの人にとっても必要な大切な精神になってくるのである。

 

都市部には頼れない頼らない事業者感覚を持った人間と組織に守られた感覚と発想しか持っていない人間の二種類が存在していたが、そこに経済の低迷から事情者感覚を持たなければ生きていけない人間が加わることになり、今やこの三つの層が混在する状況にあるのでないだろうか。

 

企業も過酷な状況下でのし烈な生存競争があるのと同様にと言うか、必然的にと言うか個人レベルでも一体感や連帯感は薄れていき、この三つの層が混然となって生存競争が激化していくのではないだろうか。

 

いずれにせよ、組織前提の組織的発想を脱して、事業者感覚を習得しなければならないのである。