「事業者感覚」は大切である!

いまどき珍しい場面に遭遇した。地方のずっと以前に購入していただいたお客様から、営業時間の終わる寸前に、電話が入り、明日必要なので大至急バージョンアップ商品を送ってほしいとの要求があった。

 

時間的、作業的、物理的に無理だろうと思いながら東京のメーカーへ連絡をとってみたところ、営業時間がとっくに過ぎても実に丁寧に客の要望を入れた対応をしてくれた。当社から長い間発注もしていなかったにも拘らず。

 

事業者は基本的に寝てる以外は仕事時間、規則より可能な限り顧客重視の姿勢、はある意味当たり前である。そのことを理解しているかのような対応だった。

 

最近、特にIT業界はサラリーマン的発想と公務員的感覚に浸食されているのではないだろうか、時間から時間までの機械的、マニュアル的対応で良しとしているようなところがある様な気がしてならない。

 

実際のお客様の要望、状況などは様々である。お客様を規則で縛ったり、管理したりするのではなく、満足させなければならない。

 

多様なニーズに対応するどころか、メーカーの方針方向に従わせようとする傾向を感じることがある。勿論より便利で、より優れた製品を開発し、利用者を誘導していくのは企業として当然のことではあるが、その中でも顧客を満足させ、納得を得ることは忘れてはならないのである。

 

このメーカーは自社の開発したソフトに誇りを持ち大切にし、そのソフトを使ってくれる企業、扱ってくれる代理店を大切にしていこうとする姿勢をもっているということなのであろう。そんな気持ちが伝わってくるのである。

 

一般的に、世間でよく言われるサラリーマン的発想、公務員的感覚、組織依存体質的なものを持って仕事に取りむのではなく、「事業者感覚」を持って仕事をすることの大切さを感じさせられた思いである。

 

このことを我々事業者は心に銘記しなければならない。