どんな仕事でも・・・の前に考えること

中学生に「仕事と社会のこと、そして生きる力」についての講座をやりだして8年になる。子供たちを取り巻く環境は年々厳しくなってきて、311以降はさらに加速し悪化してきた感がある。

 

基本的には子供たちに夢を持たせ、そこに向かわせるための学業に励ませる作業であるが、私の役割として他の講師があまり語らない厳しい面である、「人生生きていくことは大変だ、何でもやって稼ぎ、生活していかなければならない時がある」と、どんな時も強く生きていく力をつけ、その覚悟をもつことが必要であると語ってきた。

 

これからは重要なこととして、次のことを付け加えてなければならないと思っている。「何でもやって稼ぐ」と言っても、その仕事がどのような結果を招くのか、人々や社会から容認されるものであるのかを考慮しなければならない。

 

さらに、人のためになり、社会に貢献できることになるのか、ということを見極める力を身に付けなければならないということである。

 

仕事が招く結果は、どんな立場であっても係わった以上、最終的に選択した自己の責任になってくるということである。

   

職業は選択する権利と自由がある、という事は当然義務と責任が発生すると考えなければならないだろう。

 

今回の大震災による原発事故のことを思うにつけ、人が係わる仕事という側面から見た時、簡単に言及できる問題ではないが、係わることの重大さを改めて感じざるを得ないのである。

 

今後はこれらのことを社会的に或いは学校で学習した子供たちが仕事の世界に入ってくるのである、先に仕事の世界で生きている我々も、これらの問題を十分意識し、仕事と人と社会のあり方をきちっと整理をしておかなければならない。